アスベスト

天然の鉱物繊維アスベスト(石綿)、耐火性・断熱性・防音性・絶縁性など、安価でありメリットが多いことから1955年から建築物に使われは始めた建材。吹付材は1975年に使用が禁止されたらしい。そんなに詳しくない人でも、体に悪い(発がん性)ことくらいは知っている人も多いはずだ。下の画像(厚生労働省より引用)のように、アスベストと言えば、鉄骨造の建物にしか使われていないと思っている人も多いはず。私自身もそう思っていた。しかし、木造建築物の建材(圧縮されて)に多く使われている。しかし、近年まで問題にはならなかった。なぜ、近年このようなことが表ざたにされることが多くなったのか・・・それは令和3年4月から検査義務化、令和4年4月から報告義務化されたことによるものだ。要はアスベストの除去費用が掛かってくるということ。令和3年3月までの解体業者さんや建築業者さんは、アスベストがあるのを知らず吸い込んでたのかもしれない。健康被害を考えれば、検査報告義務が出来たのは良いことかもしれないが、解体もしくは大きなリフォームを要する中古住宅の売買にこの義務化の影響は大きい。大きな費用が発生する可能性があるので、検出される可能性、検出されたらどうするか?しっかり見極める必要がある。石綿総合情報ポータルサイト (mhlw.go.jp)