相続空き家の3000万円特別控除

3000万円特別控除とは???相続した空き家を売却すると、譲渡所得税(利益の約20%または40%)が掛かる可能性があります。「せっかく売ってお金が入ったのに、そんなに税金とられるのか・・・」と嘆く方が多いものです。そもそも利益とは?売却価格から売却経費等を差し引いた額。相続人は被相続人がいくらで購入したか分からないケースがほとんどです。そこで、相続した空き家の利益を3000万円まで控除してくれるのがこの制度です。

相続して所有権を引き継いだものの、しばらく放置して「そろそろ売るか!」となった時、この特別控除を使えない方が多いものです。要はこの制度を知らない方がほとんどなんです。例えば、私が2025年4月3日に親が住んでいた古い家(昭和56年5月31日以前に建築されたもの)を相続した場合、2028年12月31日まで売却しなければなりません。2000万円利益が出たとすると、この制度を使えれば税金は掛かりませんが、使えない方は約400万円または800万円の税金を払う訳です。

要は早い段階で相談して欲しいと言う事です。相続してから4年経った頃に相談いただいても時すでに遅し!となってしまいますので・・・アットホーム会員紙より抜粋